リオ五輪、東京プレゼンテーションから学ぶ音楽戦略

2016/08/28

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リオ五輪が終わりましたね。

 

競技自体はあまり見る事ができなかったのですが、ネットニュースにて閉会式の東京プレゼンテーションが話題になってたのでYoutubeで確認してみました。

 

久しぶりにビビっときました。

 

プレゼンテーションに対する海外の評価もかなり良いみたいです。

 

君が代をブルガリアンボイスでジャズハーモニーでアンレンジするというアイデアは衝撃的。

 

積極的にアニメやゲームコンテンツを押し出していたので、東京オリンピックではサブカルチャーの要素をどう打ち出していくのかが期待です(これで何も無かったら・・・)

 

作曲者はこの人達

今回のプレゼンテーションは、3つのセクションにから構成されていて、各セクションごとに楽曲も作曲者も割り振られていました。

 

三宅純さん

第1セクションは、君が代のアレンジをした三宅純さん。

 

 

今回の東京プレゼンテーションを見るまで存じなかったのですが、現在59歳だそう。

 

 

CM音楽に始まり、主要楽曲を提供した映画でアカデミー賞も受賞している "超" の付く大御所です。

 

中田ヤスタカさん

第2セクションは、発光するキューブとダンスの近未来的な演出に音楽を付けた中田ヤスタカさん

 

『Perfume』『CAPSULE』などをプロデュースする彼は今をときめく売れっ子トラックメイカーですね。

 

椎名林檎さん

第3セクションは、皆さんご存知の椎名林檎さんですね。

 

現在38歳。(僕が中学の頃からメディアで見てるので、なぜか40歳後半ぐらいのイメージだった。)

 

今回のプレゼンテーションに関してはテレビで取材を受けていたようです。

 

 

第3セクションで流れていた曲は、『ちちんぷいぷい』『望遠鏡の外の景色』という既にあった彼女の作品のアレンジの模様。

 

ブラスがクリシェで下がってくのが個人的にぐっと来ました。

 

なぜ、この3人なのか?

これは推測の域は出ませんが、おそらく、セクションごとに大きなテーマが先にあったのではないでしょうか。

 

第1セクションは、壮大な『和』

第1セクションを担当した三宅純さんという人選に関して、劇伴、職業作家の大御所というキャリアから自然な判断だと思います。

 

第2セクションは、『近未来』

『サウンド』に関して、最先端を行く中田ヤスタカさん。今までの作品を振り返っても『近未来』というワードはしっくりきますね。

 

第3セクションは、『音楽監修』からの『椎名林檎』(例外)

第3セクションを担当した椎名林檎さんに関しては、テーマが先にあったのではなく、音楽監修の『椎名林檎』が先にありきだったのではないかと推測しています。

 

彼らはビッグキーワードの覇者

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ビッグキーワードとは、インターネット用語で「検索回数が多いキーワード」のことです。

 

簡単にいえば、検索するときに使われる頻度の高いキーワードのことです。

イメージとしてはいちばん『ざっくり』したキーワードでしょうか。

情報が付加されるほど、『スモールキーワード』となり、使われる頻度は低くなっていきます。

(

例)矢印の方向に進むほど、スモールキーワードになっていく

『美容室』 → 『表参道の美容室』 → 『表参道の有名人が行く美容室』 → 『表参道の有名人がいく安い美容室』

 

第3セクションは例外として、三宅純さん、中田ヤスタカさんがオリンピックという大舞台にチョイスされた理由は『和』『近未来』というビッグキーワードのトップを勝ち取ったからではないか、と僕は分析しています。

 

ただ、ビッグキーワードで首位を取るには、膨大な時間、資金、人脈が必要です。

 

そこで、音楽業界で既に強者の彼らから学べる事を考えてみました。

 

結果、それはビッグキーワードでは戦わず、キーワードの組み合わせによって、差別化を図る戦略である、と提案してみたい。

 

組み合わせによる差別化

『近未来』というキーワードで、中田ヤスタカさんに勝つのはとても難しい事です。

 

なぜなら、商業音楽であればこのキーワードで日本で首位を取っているという事実が、今回のリオ五輪に選出という実績で証明された可能性が高いわけです。(実際のテーマが何だったかによりますが)

 

ただ、『近未来・ストリングス』や『近未来・ストリングス・ジャズ』

 

など、複数のキーワードを組み合わせると、思い浮かぶ人物像は変わってきます。

 

キーワードが多くなるほど、思い当たる人数は減って需要はニッチになっていく。

 

①『キーワードの組み合わせ数を最小限に抑える』

かつ

②『需要を最大化する』

各人のそのときに見合ったバランスで①②を満たす事が、それぞれの音楽ブランディングを確固たるものにするのではないでしょうか。

 

まとめ

弱者が強者に勝つためには、逆説的ですが戦ってはいけないんです。

 

正面から勝負を挑んでも、技術、資金、経験、etc...

 

力技でねじ伏せられてしまいます。

 

戦わずして勝つ、これが弱者の鉄則、リオ五輪で強者を見て再度弱者の戦い方について再考する機会となりましました。

 

参考にどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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