DTMerがミックス・マスタリングで知っとくべき歴代コンプレッサーをまとめてみた。その②

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ハードの機材は様々な種類がありますが、ソフトウェアプラグインを使いこなす場合、その知識が必要なのでまとめてみました。

その①の続き。

 

Fairchild 660 & 670 / Fairchild

fairchild-2

 

有名度 = 100%

エフェクター界のビッグスリーの3つ目。

中古の実機は売りに出ると300万はするとか・・・。

660と670の違いは、モノラルかステレオの違い。

 

タイプ使い所

真空管タイプ。

このタイプ特有の倍音が加わることで、太くてアナログな音になるのが特徴。

アナログ・ファット感が良い感じなので、各トラックにインサートしたり。

音だけ通してアナログ・ファット感を加えるなど、コンプを掛けるというより、音色調整のイメージで使ってます。

 

使用感

真空管による倍音が付加されることで、音を通すだけで、パァーッと音が明るくなります。

中高音域、特に高音域の変化が顕著ですね、

 

Fairchaild 660を掛けてあるほうが、気持ち良いぐらい元気ハツラツなサウンドになっています。

 

シミュレートに使ったプラグイン

Waves / JJP Analog Legends

 

CL-1B / TUBE-TECH

tubetech_cl1b

 

有名度80%

プラグインで持ってる人は少ないかもしれないですが、スタジオにあるとほぼ100%置いてあります。

 

タイプ・使い所

クセのなさがどのスタジオにもある理由ではないでしょうか。

動作方式が光学式(Optical)ですので、atack,リリースのエンベロープが緩やか。

伸びある、ボーカルやベース、弦楽器、管楽器などに使うと良いかも。

出力に真空管アンプを使用しているので、サウンドは中高域に倍音が加わって明るいイメージ。

 

☑️ちなみに

このタイプの元にCL-1Aがあり、そっちはCL-1Bのハイファイ・ファットな感じとは違う、細くて滑らかなコンプレッション、とのこと。(自分の耳では確認出来てません。)

CL-1A参考 : http://pt-sound.dreamlog.jp/archives/51367674.html

 

使用感

持ってないので、他のご意見。

ボーカル録音に使用しましたが、ハイファイ傾向な音で真空管特有の暖かみのある質感でした。

引用 :  http://www.ones-will.com/blog/recording-equipment/compressor/3455/

ハードウェア版のCL 1Bが、ボーカルからアコギ、ベース、ドラムなどオールマイティにほとんどの楽器に使用できる魅力を持っていましたが、このSOFTTUBE TUBE-TECH CL 1B COMPRESSOR
それと同じく真空管独特のサウンドはありつつも、クセや音痩せがなく、実機と同様、素晴らしいサウンドを持っています。

引用 : http://lgril.blog59.fc2.com/blog-entry-552.html

上記プラグイン『SOFTTUBE TUBE-TECH CL 1B COMPRESSORで次に比較をします。

 

比較

SoftTube社から『Tube-Tech CL 1B Compressor』というプラグインが出てるので、以下公式の比較動画(2:00〜

 

真空管な感じがFairchildほどではないですが感じられますね。

 

シミュレートしたプラグイン

Tube-Tech CL 1B Compressor / SoftTube社

 

 DISTRESSOR(EL-8X) / Empirical Labs

empirical_labs_distressor_el8

 

有名度60%

1990年代に発売された比較的新しいコンプレッサー。

複数のアナログ回路をデジタル制御で組み替えて、往年の名機をエミュレート可能。

『往年の名機を低コストで手軽に扱いたい』という欲求を、技術が発達した90年代に実現しようとしたんですね。

 

タイプ・使い所

サウンドをシミュレートできるビンテージ機器


LA2,LA3,LA4 ---- オプト(光)コントロールタイプのモデルをシミュレート

LN1176 ---- 1176の速いアタックをシミュレート

DBX160 ----  遅めのアタック、速いリリース

Fairchild IGFET ---- ビンテージ・ハード・ピークリミッティング

Fairchild 670 ---- スムースなカーブと多めの2ndハーモニクスを付加

引用 : http://umbrella-company.jp/empiricallabs-distressor-el-8x.html

さらにハーモニック・ディストーションを3段階で付加できるなど音作りの幅は広く、世界中のスタジオで愛用されている。

引用 : http://www.redbullstudios.com/tokyo/articles/gears-of-the-month-vol5-universal-audio-1176lnretro-instruments-sta-level-etc

一番本質的な特徴は「無個性」、ということだと思います。

様々なモデルをエミュレートするには、その元にクセがあっては邪魔になるはず。

元の音色を損なわず、状況次第に合わせた設定でカメレオンのように音色変化するコンプ。

使い所は、設定次第で何でもある程度網羅できそう。 

 

使用感

持ってないので他の方のご意見。

「シミュレートは確かにそれらしい音がするものの、ビンテージ・コンプほどキャラクターはキツくなく、それが使いやすさにつながっていると思います。モダンなサウンドがするコンプレッサーですね」

引用 : http://umbrella-company.jp/empiricallabs-distressor-el-8x.html

 

「Distressorもロックな使い方ができますが、コンプで潰しても音が遠 くに行かないサウンドが特徴だと思うんです。」

「多分原音の質感を損なわずにコンプをかけたい場合にDistressorを使うと思うんですね。」

「Urei1176だと、通すだけで1176らしいキャラクターが得られるけど、Mike-EやDistressorのコンプレッサーは多少強めにゲイン・リダクションしても音は遠く へ行かないし、小さく纏まったりすることもなくていいな、と思います。」

http://umbrella-company.jp/empiricallabs-mike-e_review.html

 

比較

以下動画は『素材のオーディオ』、『WavesソフトプラグインのUrei1176』 、『ハードのDISTRESSOR(EL-8X)』の順番で比較します。

青色部分 : MBox2(オーディオインターフェース) → LA-2A

赤色部分 : Neve 1272(マイクプリ) → DISTRESSOR

LA-2Aに合わせて、DISTRESSORも光学式(Optical)モードです。

LA-2Aはクリアで明るいサウンドですね。

DISTRESSORは結構ディストーションが掛かって、ダイナミクスも結構潰してそう。

ビットレート落ちたようなクセのある音になってます。

オケに混ぜるとそのほうが味出そうだけど。

(設定の詳細が確認出来ないので、あくまで参考程度に)

 

その③へ続く

記事作成中ですm(_ _)m

 

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