大アルカナ『塔』

シンボル一覧

空中を舞う炎

炎の破片の数を数えてみると、実は22個で大アルカナのカードの枚数と一致します。

大アルカナは人生の普遍的なテーマについて示唆しているので

人生レベルでの価値観の大きな変化、と解釈でききます。

 

塔から出てる炎

イナズマが直撃し、その衝撃と破壊で出来た空間で炎が燃え盛っています。

炎は全てを焼き尽くし、今まで馴染みだった風景を全く別の姿に変えてしまう力があります。

新たな価値観を取り入れるために、既存の価値観を捨てること、そしてそこには創造性が宿ることを意味しています。

 

炎は英語だと「conversion」というキーワードと共に創造性を司ると解釈されることが多いです。

con (共に) + version (レベルが上がる)

図にするとこんなイメージです。

ちょっと抽象的で理解しづらいと思うので、アウフヘーベンの解説に関してはこの記事を参考にどうぞ。

音楽に興味がない方でも読める内容です。

あなたの音楽のステージを上げる方法

 

イナズマ

古代から雷は、神からの直接的なメッセージとして解釈されてきました。

このような神聖なメッセージ性のあるシンボルを宗教用語で「シャカイナグローリー」と呼びます。

インドでは、ヒンドゥー教の破壊神であるシヴァの第3の目から放たれた、真実と悟りを意味する光とも考えられてます。

本質を突いたメッセージなので言われた側としては手痛く、現状をもっと厳しくジャッジしろというニュアンスです。

 

落下している人

落ちている最中、人は空中で何もできませんが

・どう着地すればダメージを最小限にできるか

・着地した後の最善の行動は何か

を考える必要性を示唆しています。

また、塔のカードでは男女の2人が落ちてるので

相反する事象がうまく統合できないこと、つまりアウフヘーベンが失敗することを意味してます。

 

塔の建っているゴツゴツの岩山

普通はこんな土台の上に建物を作らないので

現状が誤った前提の上で成り立っていることを示しています。

 

王冠

権威や名誉の象徴の王冠がイナズマの直撃と共に吹っ飛んでますから、

「評判が地に堕ちる」「メッキが剥がれる」ようなイメージで解釈できます。

 

灰色は物事の停滞や喪失感、挫折感の象徴です。

無差別的に降るこの雲の雨から逃れることは難しく、厳しい現実を受け止める必要を示唆していますl。

 

黒い背景

ネガティブイメージでの黒色は強制的なイメージが特徴的で精神的、形式的に拘束されるニュアンスです。

このことから、「zero-tolerance」という教育方針に例えて解釈されることもあります。

ゼロ・トレランス方式

1990年代にアメリカで始まった教育方針の一つ。「zero」「tolerance(寛容)」の文字通り、不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場は厳密に処分を行う方式。日本語では「不寛容」「無寛容」「非寛容」等と表現され、転じて「毅然たる対応方式」などと意訳される。

これは、「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方から軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする「割れ窓理論」に依拠している。

引用 : wikipedia ゼロ・トレランス方式

 

正位置の解釈

基本イメージ

「あなたは高速道路で目的地に向かってます。

前にトラックが走ってますが、荷台の荷物は固定が甘く今にも落下しそうです。

危なそうだなーっと思っていたその時!荷物は落下し、猛スピードで自分へ向かってきます。

急な出来事にハンドルを切ることもできず荷物は直撃、蛇行運転しつつもなんとか道路脇に停車。

バイクは壊れるし、予定には間に合わず、途方に暮れている」

塔はそんなイメージです。

 

無理のある価値観・思考に気づくこと。

潜在意識レベルで、無理のある価値観や思考があることを示しています。

・誰も傷つけたくない

・楽してお金を稼ぎたい

などなど、「自分の人生で、無理をしている、もしくは継続が困難な価値観や思考はなんだろう?」

と自問自答することが重要です。

 

既存の概念の崩壊

今まで馴染みのあった価値観が根底から揺るがされることを示唆しています。

今まで信じてきたものが否定され、一時的に混乱の渦に巻き込まれますが、それは新しい価値観の創造プロセスです。

シンボルからリーディングすれば、イナズマが直撃し、既存の価値観を炎で焼き尽くすことで新しい価値観創造の土壌が育っていると解釈できます。

 

そのきっかけとなるイベントとしては以下にリストアップしたものが代表的。

・離婚
・死別
・経済的な困窮
・病気
・失業

このカードが出たらまずは冷静になり、無駄な抵抗をしないことが重要。

自体を自力で好転させようとはせず、「逃げ」の姿勢を取るのが懸命です。

 

新しい価値観の再構築

一見ネガティブに見える塔のカードですが、本質的なテーマは「破壊と再構築」です。

既存の価値観を乗り越えて、現実性のある新しい価値観が再構築を意味しています。

ただ、そのプロセスが衝撃的であるということです。

・黒い背景から解釈できる、あなたを拘束していた思い込みやからの解放

・そこから生まれる、新しいインスピレーション

ただ、それは居心地の良いコンフォートゾーンから抜け出すために儀式のようなもので

次のステージへ行くためには必要なことです。

 

自己防衛からくる虚栄心

ゴツゴツした岩肌に建てられた不安定な塔は、あなたの自己防衛本能からくる心の壁を象徴しています。

この心理的な壁は

・名誉や肩書き、実績

・自分をより大きく見せる言動や服装

・逆に、傷つかないように自分を卑下するような言動

このように物質的に目に見えるものとして認識することができます。

 

不安定な地盤に立ったこの塔は、雷に打たれて崩壊寸前、中で隠れていた人は外に逃げ出しています。

つまり、最終的にはその壁に頼らない生き方、価値観を取り入れていく必要性を示しています。

 

他人より優れているという欺瞞・錯覚

心の壁を作っている事実には、自分自身では気づけないし、そもそも気づきたくないのかもしれないです。

ただ、それは欺瞞、錯覚として「周りからの評価」と「自分自身で思う評価」のネガティブなギャップとして表出します。

雷はこの受け入れがたい現実と向き合うことを示唆しています。

 

物理的・外科的な処置

例えば、ガンになって手術をすることになったとすれば

抗がん剤での投薬治療より、外科手術での摘出処置を意味します。

 

逆位置の解釈

基本イメージ

正位置を例えでは、荷物が車に直撃してしまいましたね。

逆位置ではギリギリ避け切る感じです。

ただ、急にハンドルを切ったせいで、車のコントロールは失われ

右へ左へ蛇行運転しつつも、なんとか平常運転に戻すことができた。

そんなイメージなので、崩壊した塔の残骸、荒廃状態をどう処理するのかにフォーカスします。

 

状況が混沌としていて身動きが取れない。

コントロールの失ったハンドルを今だに制御できていない様子。

一刻も早く、状況を立て直す必要があります。

 

無秩序状態に向き合うこと

塔は崩れて状況はカオス、周りは瓦礫に囲まれて立ち往生しています。

これからその1つ1つの破片を取り除く作業に向き合う必要があります。

ただ、費やした労力と時間の分だけその過酷な状況から早く脱出ことができます。

 

過去から引きづってきた問題がより複雑化

事態の収拾を図っているのに、潜在的な問題がここにきて表面化、状況がよりカオスになります。

無駄な抵抗はせず、撤退をすべきです。

 

まとめ

塔の最も強調すべきメッセージは、「一刻も早く避難しろ」ということです。

正位置と逆位置の対比は

・衝撃の程度の差

・衝撃の前と後、どちらにフォーカスするか

といった感じで捉えれば大きく解釈を外すことはないはず。

どちらにしても出て欲しくないカードではありますね、参考にどうぞ。

 

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プロ・スピリチュアルコンポーザー

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仕事は「作曲家 x 占い師」。作曲に占いからアプローチする第一人者。楽曲提供はワンピースVRのPV楽曲、ケリ姫のゲーム音楽などゲーム音楽を中心に。「音楽 x 占い」の可能性をインターネットでいかに高めることができるのか、ハイブリッドフリーランスの肩書きを掲げて活動している。
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