音楽家の仕事は奪われる?「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」を読んでみた。

どうも、占う作曲家プロスピです。

 

近頃はAIの話題がニュースでも取り上げられるようになって

一般世間にもほぼ認知が完了した気配があります。

 

ただ、「将来、AIは人間の脳を超え、あらゆる仕事はAIに奪われてしまう」

という誤った考えに陥っている方が多い印象です。

この記事を読んでいるあなた、大丈夫ですか?

あなたの仕事は本当にAIに奪われるのか?

話題のトピッックなので、あまりにもAI技術が誇張されたイメージで広がってると感じます。

一般的に、「創造性の高い音楽の仕事は、AIに取って代わられるのはまだ先の話だ」

なんて言われてますが、最近までプロスピも根拠が分からず、しっくりきてませんでした。

 

そんな時に、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」を読んだところ、

(2018年5月現在、Amazonコンピューターサイエンスカテゴリーのベストセラー)

AI技術研究の最先端の著者がAIに出来ること、出来ないことを分かりやすく説明してくれています。

 

10年後、20年後も仕事をしていく人は、必ず読んだ方がいいです。

結論 : 職業作曲の仕事はしばらく無くならない。

人間の脳を数式で表現することがほぼ不可能

まず大前提としてこれを理解しなければならないのは

そもそも、AI技術のやっていることは、コンピューターの四則演算にすぎない、ということ。

 

そして、AIが人間と同じことができるようになるためには

人間の脳を数式で表現する、ことが必要になります。

 

ただ、AI技術、数学の専門家の間でも人間の脳はあまりに難解

今日の科学技術では、これを実現することは現実的に難しいという見解に落ち着いてます。

 

例えば、人間の脳を分析する上で血流の流れとか電気信号とかは計測できます。

でも、それが実際どういう機能を果たしているのかって推測の域を出ない。

 

 

「甘いものを食べた時に、脳のこの部分が反応するから、ここは甘いものを司っている!」

といった感じ。本当のところは何もわかってない。

 

なので、一見、人間と同じ能力を手に入れたように見えるAIも

実際には、数式を定義して、演算処理してるだけ。

 

「人間の能力による結果は、AI技術で再現出来る」

けれど

「人間の脳そのものは、AI技術では代替できない」

ということです。

 

詳しく解説します。

AIは「意味」を理解できない 

繰り返しますが、AI技術のできることは、コンピューターの四則演算のみです。

でも、一見僕ら人間と同じ事をやってのけているかのように見える。

 

その理由は、膨大な過去のデータを集計・学習して統計的に

これが一番合ってそう、という結果を「確率論」で弾き出してるだけだから。 

 

そう、AIは言われたことを理解して実行してるわけではなく

学習させたデータを参考に、一番確率が高そうな結果を実行してるだけです。

 

つまり、AIは「空気が読めない」。

「空気を読む」って究極的に人間的な行動なので、数式で表すのは困難を極めます。

(冷静に考えれば、四則演算で空気読めるようになる気はしないはず。)

 

これがAIの「東ロボくん」が中堅大学であるMARCHに合格できても

東大に合格できない理由です。

東大入試を突破することを目標に、2011年から国立情報学研究所が開発を進めてきた人工知能「東ロボくん」。

先のセンター試験模試では5教科で総合偏差値57.1となかなかの成績をマークしたのだが

このままでは東大受験突破は無理と判断、プロジェクトは一旦凍結されることとなった。

引用 : https://diamond.jp/articles/-/108460

MARCHの入試問題は、一問一答な暗記問題が多く。

東大の入試は、まず説明文の意味を理解しないと問題が解けないものが多い。

(特に国語、英語)

 

これは、処理するコンピューターのスペックが上がれば良いという問題ではなくて

いくら「量子コンピューター」とか異次元の処理能力がある機材が普及しても

そもそも、数式を定義しないと処理ができない。

 

なので、AIが「言葉の意味を理解する日」について

プロスピはしばらく来ないと考えます。

作曲で生きる道は2つ

コンテンツに寄り添う音楽を提供できる作曲家

受託の音楽制作の仕事は全てAIに取って代わられる

って言ってる音楽プロデューサーを先日見かけました。

 

色々と前提知識が欠けているのでは、という気がしたけれど、正しくは

「コンテンツに寄り添う必要がない楽曲制作はAIに取って代わられる」

と言い換える方が正確です。

 

高いアレンジの技術が必要とされる楽曲は、そのうちAIにも作れるようになるでしょう。

数式で表現、マニュアル化できますからね。

 

また、「コンテンツの隙間」を埋めるためだけの音楽もAIで作れます。

ある程度の質の音楽が鳴ってりゃいいだけですからね。

 

つまり、クォリティーで勝負すると長い目で見たら人間に勝機はない。

 

「とりあえず、かっこいい曲が欲しい!」 という戦いは人間に不利です。 

でも、コンテンツの意味を理解しないと作れない楽曲はAIは作れない。

 

映画・アニメなどの映像コンテンツはその線です。

例えば、パッと見ると明るいシーンだけど

「実は、主人公はこの後の戦いで自分が死ぬ運命にあるのを知りつつ振舞っていた・・・」

とか。

 

あらすじ、セリフ、映像データを元にした「ストーリーに寄り添った音楽制作」

これは、AIにとってもっとも苦手な分野です。

 

社会的影響力のあるブランド価値のある作曲家

「重要なのは何を言うかじゃない、誰が言うかだ。」

と言われるように、技術ではなく社会的影響力で勝負するパターン。

 

芸能人がTwitterで大していいことも言ってないのに

「いいね」が1000とか付いてるをイメージしてください。

 

この路線は突出した音楽的能力よりも

「ファンメイク」や「業界のポジショニング」であったり

ビジネス全般の能力が要求されます。

 

あなたの曲なら、聞くまでもなく買うファンがいる

あなたのことが「人間的」に好きだからこそ、仕事を依頼する人がいる。

 

音楽ではなくて、その作曲家自身に価値が発生している。

こういう求心力・社会的影響力を保持できれば

AIと同じ土俵に上がらずに勝負を決めることができます。

 

カリスマという単語が出てきたので

「特別優れた能力が何もない一般人が、人の上に立つにはどうすれば良いのか」

上記が気になる人は、こちらを参考にどうぞ。

「完全教祖マニュアル」に学ぶ、凡人が人の上に立つ方法(その1)

 

まとめ

これからの音楽家に必要なものは

・コンテンツを深く理解し、本当に必要なものは何なのか。(職人的思考)

・自分自身に社会的影響力をいかに発生させるか。(ビジネス的思考)

これらを考え抜く力であると、プロスピは考えます。

 

先の見えない時代ですが、、自分の勝てる分野を見極めること。

そして、そこに全力投球することが今後さらに重要になってくるはずです。

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仕事は「作曲家 x 占い師」。作曲に占いからアプローチする第一人者。楽曲提供はワンピースVRのPV楽曲、ケリ姫のゲーム音楽などゲーム音楽を中心に。「音楽 x 占い」の可能性をインターネットでいかに高めることができるのか、ハイブリッドフリーランスの肩書きを掲げて活動している。
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